院長ブログ
新年おめでとうございます
明けましてお目出度う御座います。
大月歯科は、昨年の17日以来ネット回線の不調により通信不能のため御迷惑をお掛けしております。今月17日には復旧の予定です。
さて、新年と言う事もあり、今回はあらためて私たちの「思い」というものを再確認しようと思います。
「うまく虫歯を治す、うまく噛み合わせを回復させる」 こんな事ばかり考えて長い間歯医者をやってきました。(いまもそれはそれで重要だと思っていますが)
しかし15年くらいこんな風にやって来たときに疑問を感じる様になりました。
「そもそも虫歯も歯槽膿漏も予防出来たのではないか」ということです。
今テレビで「 Jin- 仁」という医者のドラマをやっていますね。あの中で労咳(いまの結核)で死んで行く話が出てきます。 もし医者が、結核を予防しないで、如何に開胸して病巣を切除する事が上手いかばかりを考えていたら、
「そりゃちょっとひどいんじゃないの?」
ってなりませんかね?。その前に予防を考えてよ、って思いますよね。
でも、日本の歯医者がやっている事は相変わらずこれですよね。如何にインプラントが上手いか、いかに入れ歯が上手いか、いかに開胸切除が上手いか(これはやりませんが)。
Lindheというスウェーデンの大学教授の調査によると、定期管理予防をすると、虫歯のできる可能性は
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になることが統計的に判っています。このときに生活における食習慣も指導します。
実に簡単な事です。ただ継続することが大切なだけです。
それなのに、ああそれなのに・・・・・、この定期管理予防に通っている人は、
スウェーデン90%、アメリカ80%、それなのに
日本5% なのです。
だから日本はいまだに先進国でも最低の虫歯の多さなのです。これは日本の歯医者としては責任を感じます。
お仕事等で、アメリカヨーロッパなどに行く方も多いかと存じますが,日本人の口元は明らかに見劣りがしませんか?
銀歯が多い、
歯並びが悪い、
不良な充填が多い、 等です。
もうこれは日本の歯医者が世界に恥をさらしているようなものです。世界のHONDAやSONYがいくら日本の価値を高めても,歯医者が足を引っ張っているんじゃ・・・・
というわけで、ことしもよろしく御願い致します