技工士ブログ
契約技工士・・・【大月歯科の愉快な仲間たち!】 その参

「技工士ブログ」管理人の 小林です。
さて前回お約束の通り、大月歯科医院の技工を担当している契約技工士も残すところ後一人!
名づけて・・・【大月歯科の愉快な仲間たち!】 その参
「斉藤」のについてご紹介します。
斉藤・・・
専門分野 : 義歯(保険中心)・矯正用装置・その他いじられ役担当
仕事内容 : 義歯の中でも大月歯科医院では保険適用のものを中心に製作しています。技術的には自由診療の金属床義歯も製作できる能力を十分持っていますので、大月歯科医院では度々自由診療と見まがうものを製作しちゃったりします。一言で言うと「真面目で堅実」な奴です。
部分的な入れ歯では保険適用と自由診療では残った歯へのバネ、これを「維持装置」と言うんですが、こう言った仕掛けが根本的に違い、残っている歯への補綴物の作り方から変わってきます。
そのため保険の義歯を想定した場合、残った歯にも保険義歯用の仕掛けをしなくてはなりません。将来は自由診療の義歯を入れたと言う希望が有っても対応が難しいのが現状です。残った歯を審美的に自由診療で作った場合など、将来自由診療の義歯に変更する場合やり直さなければなりません。これでは患者さんの負担が大変ですし、選択の幅も限られてしまいます。
将来の選択の幅を広げる意味で残った歯へは自由診療に移行出来る物を入れておき暫定的に保険の義歯を装着できれば良いわけです。しかし技術的に難しいのでなかなかそう言うように出来無いのが一般的です。そういった場合にも彼なら自由診療の知識と技術を持っているので十分対応出来るのです。
そのほかに自由診療の義歯の製作にはかなりの時間を要する場合が有ります。また修理など、一時的に義歯をお預かりするケースも有ります。その間の暫間的な義歯を彼に任せておけば支障なく対応して貰えます。
このように、保険の義歯の製作を中心に自由診療の治療の繋ぎ役を担うユーティリティープレーヤーとして我々のグループで欠く事の出来ない貴重な存在です。
どんな奴 : もともと金属床担当の尾形が独立前の勤務先の後輩として働いていました。デザイン学校を出てグラフィックデザインの仕事をして居たそうですが・・・何を思ったのか一念発起技工士の学校に入り直し歯科技工士になったと言う変り種です。
技工士になってからも審美技工を目指し有名な卒後研修のコースに通うなど努力家です。その後も紆余曲折を経て結局:・・・義歯専門の技工士として独立開業したこれまた変り種です。
開業前に私の元で1年ほど修行して義歯を中心に勉強していました。また今現在も尾形が所属している勉強会で金属床を学んでいます。私と尾形の弟子に当たる存在ですね。結果いじられ役担当に・・・
彼を一言で表現すると、「紆余曲折」どうにも真っ直ぐ行かない・・・。そっち行くと危ないよ!って言ってるのにそっちに行く。そうやるとこうなっちゃうよ!って言ってるのにそうやる。結果痛い目に会ってコテンパンにやられて戻ってくる。
「だから言ったろ!」・・・「ほんと、そうでしたね。」・・・「わかったか?」・・・「わかりました。」
そうやってあっちにぶつかり、こっちにつまずき・・・端で見ている方は冷や冷やです。もうちょっと要領よく出来ないもんかね?って思いますが、これが彼の生き方なんでしょう。痛い思いをした分骨身にしみて学んできたんですね。不器用な生き方しか出来ない愛すべき奴です。
仕事の面では実力も着実に付けています。しかし・・・如何せん大月歯科医院では私と尾形と言う煙たい先輩が頭を抑えているので保険義歯担当と言うことになっています。あんまり頭を抑えすぎたのか・・・写真を見ての通りずいぶん首が短く・・・。
めげずに現状でがんばってくれ・・・師匠としての愛の言葉を送っておきましょう。
以上4名の【愉快な仲間たち!】が皆さんのお口に装着される補綴物製作をお任せいただいています。不肖、管理人「小林」が全幅の信頼を置くオールスターキャストです。
普段褒めるようなことを言った事が無いので苦労しちゃいましたが・・・ほめてないか。
面白おかしく書き連ねましたが・・・みんな腕は確かな職人気質の奴らです。努力をいとわずトップレベルの補綴物を製作するべく大月院長、STAFFの方々と共に切磋琢磨しております。皆さんも何かお気づきの点、疑問に思われることなどございましたらこの掲示板にでもコメントを寄せてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。技工士の面々を代表させていただき・・・今後ともよろしくお願いいたします。m(__)m
ではまた・・・