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歯周病と心疾患

 みなさまこんにちは。お変わりなくおすごしでしょうか。こちらでは、先日は小生の誕生日を従業員に祝ってもらい、恥ずかしながらうれしかったです。まずはご報告まで。

さて、表題の歯周病ですが、今回の報告は4月にマイアミで開催された、Iternational Association of Dental Research(IADR)でとりあげられたものです。これによると、

「歯周病原菌の種類を問わず、口腔内の細菌数が多いひとほど心臓発作を起こしやすい」

なのだそうです。いままでは歯周病細菌の数種類の特定の菌が冠状動脈疾患のリスク増加に関与していると言われていましたが、さらに話が広がってきました。

さて、当院では、歯科疾患とは「細菌との戦いだ」とつねにスタッフに言っています。勿論咬合という「力」というのももう一方の重要な因子では有りますが。 この細菌とは、

1、虫歯の細菌
2、歯周病原性細菌
3、歯の中(根管内部)の細菌

に大きく分けられます。当院ではこの全てについて、以前から細菌学的検査を日常的に行っています。これは極めて重要な事で、細菌が多いかどうかで、

積極的治療を選択するか、消極的に観察とするか、
あるいは
ハイリスクだからこまめに予防介入すべきか、そうでないのか、

が決まります。削ったり切ったりするのか、そうでなく観察や歯石を取ったりだけでいくのか、細菌数の推移はどうなのか、減っているのか増えたのか、そういった事をモニターしていく事が、ホームドクターの重要な仕事だと思います。これらの検査は一昔前の数万円というものではなくなり、ほんの千円2千円の単位で出来るものになってきていますので、ご利用をお勧めします。

いつも患者さんにも言っている事ですが、「虫歯も歯周病も90%のひとは予防出来る」のです。少しの努力の積み重ねで快適な口でいられるかが決まります。細菌数のコントロールは、それほど困難な事ではなくできます。がんばりましょう。

それではまた。さようなら。


富士見市 歯科 歯医者