院長ブログ
水銀とパラジウムと化学物質
私の体内には、許容限度を超える水銀とパラジウムがあります。爪を切って送ると検査してくれる会社が川越にあって、そこで検査してもらって判りました。
昨日は、水銀のつめものを除去してしばらく経った患者さんから、首まわりの凝りや皮膚のかゆみが無くなった、との報告を受けました。厳密な因果関係をここで争うことはやめたいと思いますが、やはり・・・という感じがあります。
それとは別に、歯科で使っていたホルマリン系の化学物質アレルギーの方もいらっしゃいました。当院は今はやめましたが、いまでも大学を始め、世界では禁止物質であるホルマリンを根管治療に日常的に使っているところは極めて多いようです。このかたはまだしばらくご苦労が続いてしまいそうです。
どちらの方も、経済的にも時間的にも多くの不利益を被っています。みなさまはどう思われますか?
むし歯って、簡単に予防出来たんですよ。そのことは1980年代からわかってきていたんです。
いくら家で磨いてもだめだけど、家ではとれないバイオフィルムっていうぬるぬるを数ヶ月置きにとれば、むし歯にならないんです。その論文は大量にありますので、このHPをよく見てみてください。
むし歯は減っているから過去のものだと思いますか? 実際に12歳児のむし歯は劇的に減っていますが、30歳くらいになると、昔とあまり変わらないんです。重篤さはおおむね減少しているとは言えるのでしょうが、統計上はそうなのです。そのうえみんな長生きして、より良い後半の人生を生きたい、歯なんかにお金や時間をかけるより、もっと素晴らしい生き方があったはずでしょう。
もしこの人たちが、予防が出来ていたら・・、そのことを情報を提供して来なかった私たちの業界は猛省しなければならないのではないでしょうか。
私は日本中からむし歯や歯周病が無くなってしまえば良い、と思っています。それは全然難しいことではない、と合理的に判断して、そう思っています。