院長ブログ
フラガール
皆様こんにちは。この連休はごゆっくりなさったでしょうか。私は福島のスパリゾートハワイアンズというところに家族で行って参りました。なかなか面白い所で子供たちは大喜びでした。
さて、ここの中のフラミュージアムというところを見て初めて知ったのですが、このハワイアンズはそもそも常磐炭坑が急激に寂れていくなかで、炭坑の社長以下、地域のみんなが新たな産業として苦難の末に作り上げたそうです。
まず社長がえらいと思います。近年は会社が危うくなるとすぐに社員をリストラという都合の良い言葉でクビにしますし、あまつさえ契約社員等という制度をでっち上げたりしますが、この当時の日本の経営者というものは簡単には社員をクビにしないという倫理感があったのでしょう。こういう点をみてドラッカーは毎年日本に来て日本企業を研究したのでしょう。会社というものは社会を構成し社会に貢献するものだということを見たのでしょう。
また、従業員も良くそれに応えたものです。会社は社会ということが田舎の小さな町の炭坑という共同体意識の強い会社で現れたという事でしょう。
これは、なかなかの美談であるというばかりではなく、結局こういう企業が生き残り、社員も社会も幸せになるということなのでしょう。なんだか感心する事しきりな連休でございました。
それでは皆様、また明日からは仕事という現実にかえりますが頑張りましょう。
P.S. 次回こそは症例のお話をいたします。本日は失礼いたします。