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インプラント治療について

インプラントについてはこれをご覧の皆様は十分ネットなどで見ていらっしゃると思いますのでそれで十分だと思いますので、ここでは私見と当院での症例や実感を述べるにとどめます。

インプラントを用いる意義は咬合崩壊をとめるという点にあります。様々なリスクはあったとしても、これくらいがっちりと骨に入って咬合力を受け止めてくれるものはありません(それでも当院で一般治療の義歯を作っている技工士さんはインプラント以上にがっちりした義歯を作るつもりでいて、それもとても良いです)。その意味ではこれ以上に周囲の歯や顎の噛み合わせを守る方法は無いと思います。

当院のインプラントに対する方針として、リスクのあるインプラント治療は行いません。骨が無い所に骨を作るとか、全身状態に疑問がある等の場合はインプラント専門医または大学を紹介しています。不測の事態が起きた場合の対処能力が違うからです。もっともこの問題に関してのコンプライアンスについては歯科全体に不十分なものがありそうです。患者にとってはネット以外に知る手段は無く問題です。

ともあれ、咬合や歯周病管理などの長期予後も含めた全体の治療方針のなかでインプラント治療は決まるものであり、それらを欠いたインプラント治療は問題があるため、難症例以外はこれら全体を熟知した人間が行うべきであり、かつ当院の基本方針でもありますが、メインテナンスを医院のシステムとして行えなければ良好な長期予後の保証は出来ないものだと考えます。だからこそ当院では行っているわけです。

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CT撮影によりリスクと外科的侵襲を最小限にしたインプラント治療

現在インプラント治療は従来のレントゲン診断のみに頼った外科処置から、レントゲンCT・さらにはそれらをコンピューター分析し3Dグラフィック化したものへと大きく変わりつつあります。これらの手法を使えば今までとは比較にならないくらい安全にしかも効率的に(つまり手術時間が30分掛かっていたものが時には10分以内に)出来るということを意味しています。

これは例えば腹部外科で言えば開腹手術を今までしていたものが内視鏡やMRIによって非常に侵襲の少ない、患者さんにとっては楽な治療になったことと似ています。ただしこの場合と同じく処置が予期した通りでない場合は直ぐに従来通りの外科処置になります。

インプラント治療には皆さんもご存じのようにそれなりのリスクがあります。下顎の場合には下顎管といって、神経と血管の入った太い管があって、万一インプラントで損傷を与えると痺れなどが残ることになります。また上顎の場合には上顎同(副鼻腔)という空洞に入ると、術後大きく腫れたりすることがあります。

ところがCT・3Dグラフィックシステムを使えば、これらの危険は殆ど回避でき、しかも場合によっては歯肉を切開しないで、ものの数分でインプラント手術(手術と言うには簡単すぎるものになります)をできる様になります。

また一方では、インプラントは実は本物の歯ほどは安定して歯肉と着いているわけではありません(骨とは良く着いていますが)ので歯周病(歯槽膿漏)があると、抜けてしまうという大変残念な結果をもたらすこともあります。ですから、歯周組織の術前検査・歯周病原菌の除去、さらにインプラント施術後も、定期的なメインテナンスを欠かすことは大変よくないことと言えます。

以下にインプラント治療における成功率のグラフを示します。CT等を使ってきちんとリスクさえ回避すれば、今ではかなり安全なものと言ってよいようです。何よりも、咬合の崩壊(噛み合わせがどんどん壊れて顎がつぶれてくる)を防ぐには大変有意義な方法といって良いでしょう。当院でもすでに10年以上良好に機能しているインプラントが多数あり、咬合・細菌の問題さえ解決し、CT-3Dによるリスク回避さえあればもはや十分日常的に使える方法になったと言えるでしょう。

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歯牙移植・インプラント

インプラントがどのようなものかについては皆さまもいろいろなホームページでご覧になっていると思いますので、ここでは院長の意見と客観的事実のみを述べます。

インプラントがどのようなものかについては皆さまもいろいろなホームページでご覧になっていると思いますので、ここでは院長の意見と客観的事実のみを述べます。



つまりインプラントを手術した方のなかで10本に1本は10年後には抜ける可能性が高いということです。当院の10年間の症例からもそのくらいの成功率であると思っています。

抜ける場合には痛みはほとんどなく、歯槽膿漏で歯が抜けるときと殆ど同じようにポロリと抜けてきます。これは implantitis(インプラント周囲炎)といって、インプラントが歯槽膿漏になる症状です。これが最大のリスクといっていいと思います。

もっともインプラント周囲炎になっても放置せず早めに抜いてしまえば、あまり骨も無くなることなく次に打つべき手を考えることができます。
もうひとつのリスクはアバットメントといって、インプラント本体の上に載っているねじ止めのパーツが折れることがあるということですが、これは交換できますので問題にはならないでしょう。
このようなリスクもあることをよくお考えの上、ほかの治療方法との比較などよくなさった上でお考えください。
もう一つ、最大の欠点はとても高価だということです。ここでお見せしたごく平均的な2本の症例で約50万円掛かっています。

それでもここに示した4枚の写真のようなケース(全て当院の症例で7年から10年経ったものです)ではほとんどの患者さんが義歯を作っても鬱陶しいという感覚が先に立ち、まず使いません。そうするとこの部分の前の歯への負担が強くなって何年後かにはそこの歯が抜けるケースがきわめて多いのも事実です。

これらの症例ではインプラントは手前の歯を守り、ご飯もおいしく食べられたという点で十分責務を果たしたといえるでしょう。ところでなぜインプラント周囲炎というものが起こり、失敗してしまうことがあるのでしょう。再大の原因は歯槽膿漏の治療・メインテナンスが不十分であるということです。

当院ではインプラントを施術すること以上に、維持管理することに力を入れており、他院で施術されたインプラントでも歯槽膿漏の維持管理とともにメインテナンスし続けています。これが可能なのは、よく訓練された衛生士が患者さんを担当して長期に責任を持って見続けているからなのです。この体制のないところでの施術はお勧めできませんし、歯槽膿漏の治療ができていない方の施術もお勧めできません。

※インプラントを含め全ての保険適応外診療について補償制度を採用しています。内容は当院でご確認ください。ホームデンティストとして長期間維持管理することが当院の目標です。

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インプラントは永遠か?

答えはノーだと思います。異物ですので経年的に少しずつ周囲の骨は減っていくことが多いようです。当院ではまだ16年の予後しか診ていませんが、20~30年(?)かな?と思っています。ただし当院でもこの16年間で成功率は95%は超えており、その場合は周囲の歯を劇的に守っていますのでとても良い方法だと思います。

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