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虫歯は自己責任か。

 虫歯がいっぱいの口腔内で、恥ずかしそうに、申し訳なさそうに来院される新患の方が少なからずいらっしゃいます。

 このような感情を持たれるのには、

「丁寧に磨いていない自分がいけない・・」
「きちんとしていない自分が悪かった・・・」
「だらしないと思われるんではないか・・・」

 そう言うお気持ちがあるからなのでしょう。

 しかし、それは違います。

 「磨いても磨かなくても、虫歯にはなる人はなるし、ならない人はならない」と言うことは統計的にも、学術的にもはっきりと出ています。

 では、虫歯になる人はどうすれば良いか?繰り返しになりますが、
 
 PMTC(professional mechanical tooth cleaning)=訓練された衛生士による機械的口腔清掃、という標準化された方法があり、これを3ヶ月から6ヶ月に一度定期的に行えば、虫歯の発生は1/20になります。
(システマティックレビューにより23本の論文が確認されており、PMTCの頻度については2週間から6ヶ月と幅があり、現実には各国の保険制度により規定されざるを得ないと考えられます。)
 
 ですから、今日では多くの先進国では虫歯は克服されたと考えられており、現実にスカンジナビアでは20代では、虫歯は一本あるかないか、ということになっています。(日本は残念ながら違います。)


ということは、虫歯になる責任はどこにあるか(=どうすればみんなが虫歯にならないのか)というと、

①定期管理でむしばの予防ができると、世間に十分周知していないこと(どの機関がすべきかはいろいろでしょうが、どこも無責任な感じがします。)
②歯科医療機関がこのことを十分認識して、国民に情報提供をし、口腔衛生のリテラシーを向上させようと努力していないこと。
③歯科医療機関がこのことを十分認識して、定期管理予防をひろく実施しないこと。
④最後になりますが、このことを十分知りながら、定期管理予防をせずに虫歯になった場合、この場合のみ自己責任と言われるかも知れません。


笑顔 画像①.jpg

 

というわけで、結論ですが、ほとんどの場合虫歯になるのは、その人の責任とは言えないと言うことです。

 私たちの責任ですが、これは今後も定期管理による虫歯の予防をみなさまにひろめ、そしてだれもが来やすい環境を作る。そして標準化されたPMTCを実施する。と言うことになると思います。

 今回は、話の整理のために虫歯の問題に特定してお話ししましたが、実は歯槽膿漏は全く違います。こちらは家庭療法もとても重要です。これについてはまた後日、システマティックレビューをもとにお話し致します。

それではまた。

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科学的根拠をもった予防

 虫歯や歯周病になるまで放置することを好んで選択する方はいないと思います。
 でも、どうやったら予防できるのか、正しい知識を持っている方は少ないです。少ない理由は、正しい情報提供を歯科医師の側が十分にしてこなかったからです。
 
 そこで当院は患者さんに 「正しい情報を提供する」 ことを重要な仕事と位置づけています。
 
正しい情報とは科学的根拠を持ったことに限定しています。それ以外のことは「そう言う意見もある」という程度に言うようにしています。医療に関して、とくに歯科に関しては俗説のようなもの、あるいは検証が十分なされていないものも多いと言うことは、みなさんうすうす感じているのではないでしょうか。



 家庭での歯ブラシは、虫歯の予防に有効か?
 PMTC(衛生士によるクリーニング)は本当に有効か?
フッ素は有効か? どうやるのが最も有効か?


 これらの問いに対しては、膨大な実験が行われています。そしてそれらに対するシステマティックレビューも出されていますので検索して調べることができます。



 一例を挙げると、1978年のAxelsson and Lindheによる、104人の13,14才児童に対する2年間の実験によると、3ヶ月ごとのPMTCによって、それを受けずに家庭での歯ブラシ指導を受けただけの児童に比べて  1/20  しか虫歯ができなかったことが示されました。これは人体実験に近いことですので今日では行われにくい貴重な実験です。

 これに類する実験は大量に出されており、この根拠をうけて、スウェーデンでは国民に定期的なPMTCをさせたわけです。その結果は皆様もご存じの通り、40年以上経った今日、80才での歯の欠損が平均3本程度です。対する日本は80才では約半数の人が総入れ歯です。
 この実験結果をわかっていながら行わなかった日本は、日本の歯科医師は、いったいどういうわけがあったのでしょう。私にはわかりません。

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なぜ定期管理型の小児歯科を作ったのか?

 子供の虫歯はかわいそうなものです。自分の子供が泣き叫んでいるのを他の大人に押さえつけられて痛い思いをするようなことはみたいものではありません。

 私たちが 「おおつきっずデンタルランド」 という定期管理型小児予防歯科を作ったのは、丁度1年前、浜松と富山で同じようなコンセプトの歯医者を見学したからでした。うちのスタッフは異口同音に 「自分の子供だったら、絶体こういう所に連れてきたいです。ですから院長、こういうところを作りましょう。首都圏で最初に作りましょう!」 と言いました。
  
 私もそれは賛成でしたが、私の専門は歯周病(インプラントはその一部)、それに関連して咬合・補綴・矯正などです。小児は苦手ではありませんし昔はたくさん見ていましたが、最近は大人ばかりになっていたものですから、かなり戸惑いました。
 
 最も問題だったのは,「小児の予防はどうすれば良いのか?」という純粋に学術的な疑問でした。これに関する回答は、残念ながら日本のものよりも海外の文献の方がよく答えてくれました。なかでも [ Early Childhood Oral health ] という本は素晴らしく、子供の虫歯をどうすれば効率的に正しく予防できるかが書いてあったため、当院の教科書として英文でしたが全員で読むことにしました。

 欧米では小児を押さえつけて歯を削るという記述はありません。ほとんどあり得ないようです。その代わり全身麻酔でするようです。
 しかしそれ以上に 「定期管理予防」の重要性を半分以上のページを割いて述べていました。なぜならば、子供の治療というものは  "paramountly difficult " (=大山のごとく子供の治療は困難である)とありました。また、 ショッキングなことではありますが、家庭でのブラッシングよりも 「定期管理予防」の方が圧倒的に(97%)予防効果が高いという統計が、またそれと同じような統計結果がたくさん出てきました。方法はこれしかないようです。
 つまり数ヶ月おきに必ず通い続けてもらって、しかし絶体に歯は削らず、削りたいという誘惑には医者は耐えて、PMTCとフッ素塗布ということを、歯科医院で永久歯になるまで続けるということなのです。

 なぜ日本では子供に対して定期管理予防があまり行われていないのでしょうか? 答えは簡単で、しかし残念なことですが、「保険点数が極めて低く、経営的に成り立ち得ない」ということなのです。しかし・・・・これは私自身子供を持つ親としては納得できません。この辺は小児科の不採算性と同じ構造です。医科では大きな病院の中で不採算でも小児科を存続させられても歯科は小規模診療所だらけなので不採算部門はできないのです。

  そして、この不採算を解消する方法は一つしかないのです。それは

 「大量に子供達に来てもらってなんとか低い保険点数でもやっていく」

ということです。もっともっと多くの子供達に来てもらわなければ・・・・・。でもそれはにぎやかで楽しいからかえって良いかも知れませんね。

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 蛇足ですが、実はもう一つこれを成り立たせる方法があります。それは高い金額を保護者からもらうという方法です。しかしこれでは当院の 「虫歯のない子供を大量につくり、虫歯のない大人を作り、虫歯のない社会を作る 」 という理念に反し、一部の子供しか診られなくなります。

 この選択肢をとることはできる限り避けたいと思っています。なぜならば子供には親の経済力によって差別されるような罪はないからです。大人の治療以上に子供に対しては公益性の高い社会的使命があると考えています。

 ですから今後も当院は出来るだけ安く子供の定期管理予防をするつもりです。今よりもずっと多くの患者さんに来てもらって、楽しい思いを子供達にさせて虫歯の予防をしようと思います。

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 これは学術的に確立された手法を用いれば可能だと言うことがわかっているのです。
  
 これを読んでいる皆様方のご協力を切にお願い致します。


 医療法人満月会 理事長   大月晃



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インプラントは安全か?

  春の便りが確かなものになり、満開の桜にピカピカのランドセルが将来への希望を感じさせる季節になりましたが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。cherryblossom当院はネットの不調が先週まで続き、ブログの更新も出来ずにご迷惑をおかけしました。私は最近忙しさからか季節外れの風邪を引いてしまいました。

 

  さて、今日はいよいよ、インプラントの安全性についてです。


 皆様この問題については興味がありながらも、どこを調べてもよくわからないという状況ではないでしょうか。ネット上では歯医者が良いことしか書いていませんが、口コミではインプラントから膿が出るとか、しびれがあるとか、噛めないとか、いろいろ悪い話も耳にしているし、何が真実なのかさっぱり判らないというところではないですか?angry

 私に出来ることは


1,責任ある(と思われる)機関からの発表をお伝えする。

2,自分の経験から(歯医者になって20年、インプラントもほぼ同じ年数経験)から判ることをお伝えする。

 これだけだと思います。その上で患者さんごとにお勧めするかどうか、その上で患者さんは何を選択するのか、とうことだけだと思います。


 以下のものはアメリカに於ける発表をすこしまとめたものです。airplane


: 1986=> General guidelines  (総合ガイドライン)

-".....not recommended for routine clinical practice." (日常臨床には勧められない)

ADA council on Dental Materials (アメリカ歯科医師会歯科材料部会)

このころはまだ「あまり勧められない」だったんですね。


: 1996=> Caution use  (使用には注意すること)

-"....can be used only for treatment of carefully selected patients where the relative merits of benefit and risk have been fully discussed  

  「利益とリスクを十分に議論した上で相対的にメリットがある場合に、注意深く選ばれた患者にのみ、治療することが出来る」

ADA council on Scientific Affairs 1996;127:1238-123 (アメリカ歯科医師会科学問題部会)

このころは私もたくさんやっていた頃ですがまだまだ「注意が必要」だったんです。


: 2004=>Recommendation for General Dentisty  (一般歯科医師に勧められる)

ADA council on Scientific Affairs JADA 2004; 135: 92 (アメリカ歯科医師会科学問題部会)

このころやっと「一般開業医にも勧められる」になったわけです。


: 2006=>Enthusiastic endorsement (熱心に導入してよい?そんな訳ですか)

-".....can be recommended routinely in general practice." (日常的な一般診療に勧めることが出来る)

ADA council on Scientific Affairs  (アメリカ歯科医師会科学問題部会)


-".....implant therapy has a high level of predictable success."  (インプラント療法は高いレベルで将来の予知ができる)

-".....implantation therapy should be considered an important part of managing the care of a patient with an edentulous mandible or missing single tooth (インプラントは下顎の総義歯や一本の歯牙欠損の患者の治療に関して、重要な解決策として考えるべき療法である)

-".....In the case of edentulous mandible, the ability of provide retention and stability to a conventional denture is significant with two implants in the inter-foraminal region assisted with a simple ball or stud-type attachment." (下顎総義歯の場合、ボールアタッチメントやスタッドアタッチメントなどによる下顎孔間の2本のインプラントによって、従来の義歯を安定させることに大きく寄与することが出来る)

2006年になると、他の治療法に比べても予知性があり十分勧められるというふうになったようです。



 以上がアメリカ歯科医師会(American Dental Association)の発表です。FDAの発表もあるようですので、またいずれお知らせできるかと思います。


 これを見ると私がインプラントを始めたのが1990年頃ですが、アメリカではまだインプラントに懐疑的だったことが判ります。日本インプラント学会に私も年に1度は顔を出すようにしていた頃ですが、私自身も危険を少し感じながらも若さ故にどんどんやっていたようで反省しています。その後、数例の失敗(抜けてきました。幸いそれ以外の大きな合併症は経験していません)を契機に数年間施術を停止し、自分のインプラント患者の予後を観察していました。私が多少の疑いをこのころ感じていたのは間違っていなかったと、これを読んで思います。

 この頃、入れ歯に関しては名人級の技工士(契約技工士の小林さんグループ:技工士のブログを見てね。)と信頼関係が出来たこともインプラントのリスクをとる必要があるのか?と懐疑的になる状況を後押ししました。


 その後の2006年のADAの発表を見ると大変に積極的に推進する状況になったことが判ります。世界的にも今は毎年20%づつ施術者が増加しているそうです。

 私の経験からも、「他の歯を傷つけない、かみ合いを強く作り他の歯や顎関節を守る」という利益がリスクを上回る場合が非常に多くなったと感じています。


 インプラントなどをめぐる歯科医療の問題点については、またいずれの機会にと思います。

 つまり、歯科医師は責任をとるのか? 上述の「責任ある団体」が日本にそもそもあるのか?  という重い問題です。 


 それではみなさま、ごきげんよろしゅう。moon3

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歯科医療の目指すものとは

朝夕涼しくなってまいりましたが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。

最近、自分の医療哲学について考える事があります。
大学の頃に習ったヒポクラテスによれば、「患者の利益を第一に考える」ですが、それでは患者さんの利益とは一体なんでしょう?それは虫歯などの口腔疾患が一切無いことでしょう。そしてさらにそれを押し進めていくと、究極の患者利益とはなんでしょう?

 おそらく究極の歯科医療における患者利益=即ち目標は、「歯医者がいなくてもよい世の中になること」ではないでしょうか。このことは完全に達成する事は出来ないかもしれませんが、「ほとんどの国民にとって」という前提でならば、案外そう遠くない未来に出来るかもしれません。つまりほとんどの国民に虫歯や歯槽膿漏や歯列不正がなくなるということです。

 このことは歯医者にとっては自らの死を意味するようにも受け取れますが、案外そうでも無いと思っています。ともかくそうであろうと無かろうと、私たちはここを目指すしかありません。

 大学の頃教授は「それで歯の疾患が無くなり君たちの仕事が無くなったのであれば、以て瞑すべしである。胸を張って廃業すれば良い。」と言っていました。
 いろいろある口腔疾患の中でも少なくとも虫歯については、もう予防のめどは立っていると考えられています。先進国では日本をのぞけば虫歯の撲滅は殆ど出来ていると考えられています。但し歯槽膿漏や歯列不正、顎関節症はもちろん無くなりはしないどころか増える可能性すらあります。

 何が言いたいのかというと、「虫歯は予防出来るんだからしましょう」「今の子供を完全に虫歯の無い世代に作っていきましょう。彼らが成人、老人になった時、虫歯は全く無い世代にしてしまいましょう」ということです。
 彼らは「歯医者要らず」に育つでしょう。そして歯槽膿漏予防のメインテナンスやクリーニングだけに歯医者に来るようになるでしょう。それはきっと幸せな事であり、歯の疾患から人類が開放され、誰も入れ歯なんかは使わないでもすむ、そうやって80才90才になれる社会が来るでしょう。
 
 これは人類の進歩と言える素晴らしいものでしょう。歯医者はまれに来院する、難しい虫歯や歯槽膿漏の治療だけをするようになり、歯医者の数自体がずっと少ないものになるでしょう。

 こんな素晴らしい未来をめざして、これこそが歯医者の出来る社会貢献だと考えたいです。

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技工士という職業

R0010299.JPG 今日、この3ヶ月間当院で働いてくれた技工士のちばちゃんが退職します。そもそも、彼女は技工士という職業がとても好きで技工士として都内のラボ(技工所のことです)で働いていたのですが、帰りがいつも終電になる程の労働時間の長さだったので技工士として働き続けることを断念し、当院で助手として働くという選択をしたそうです。彼女はこの3ヶ月間当院でとても誠実に働いてくれ、多くの専門的知識を残してくれました。労働に対して、そして医療というものに対して高い倫理観を持っていたと思います。
 当時彼女と一緒に働いていた女性の技工士さんも数人いたそうですが、やはりその労働時間の長さからなのですが、みんな既に辞めて別の仕事に就いてしまったそうです。
 
 こんな理由があって歯科助手をしていた技工士のちばちゃんですが、やはり一度は情熱を傾けた技工士という仕事にもう一度戻ろうと決心したようです。私としても大変残念ですが、笑顔で送り出したいと思います。女性にとってはあまりにも厳しい業界かも知れませんが、応援しつつ、大変だったらいつでも戻っておいでと言ってあげたいです。

 前回のブログで技工士の問題にすこし触れましたが、今この国では20代の技工士さんの離職率が約80%です。つまり、せっかく3年も若い情熱を傾けて国家資格の専門技術を習得したというのに、労働環境の厳しさから10人のうち8人が20代で辞めてしまっているということです。これはあまりにも異常なことです。そして今や日本の技工士さんの平均年齢は50才です。この現実の意味している所は言うまでもなく、もう間もなく技工士さんが決定的に不足し始めるということです。もう患者さんの入れ歯や銀歯を作る人がいなくなってしまうということです。そうなると仕方がないので中国あたりに外注して技工物を輸入するしか無くなってしまいます。この安全性については私は極めて疑問があると思っていますが現実に実は既にかなりの中国製の技工物が出回っているということです。
 歯科界は、歯科医師ばかりが無計画に乱造され技術的低下が起こり、そのしわ寄せを食ってこのような事態が起こっているわけです。この責任は国にもありますが、歯科医師の乱造に対しても技工士減少に対しても責任ある毅然とした態度を取らなかった歯科界にもあります。このつけを支払わされるのは第一に患者さんであり、第二に歯科医療者です。私に出来ることはせめて当院の患者さんを守り、社会活動も出来る範囲でするということだけですが、現実の私は悲しいかなあまりにも無力です。

 今回は柔らかい話をする予定だったのに、GW前だというのにしっかりかたい話になっちゃいました。みなさまゴメンナサイ。せめてちばちゃんの写真(↑)でも見てなごんでください。
 ではでは、みなさま楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。pig
 

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最初なのですこしかたいお話でどうでしょう?

一日一日と暖かくなって参りましたが、皆様お元気ですか? 院長はなんとか元気でやってます。

 さて、HPが新しくなりまして、ブログなぞというものを書くことになりました。見せる程でもないような顔写真がいっぱい載ったりして、なんだか皆様のお目を穢してしまい申し訳もございません。お恥ずかしい限りです。

  先ずはこのブログも第一回ということもあり、やはりまじめなことを書かねばなるまいということで、本日は医療問題について考えてみます。
 
 先日「医療志民の会」というものの設立総会が一橋でありまして、それに行って参りました。司会は黒岩さんというフジテレビのアナウンサーで、他に取材も来ていました。ちなみにうちでいつもお願いしている技工士の小林さんは、薬害エイズの川田龍平さんといろいろ語り合っていました。日本では技工士が急激に減少しており、中国にアウトソーシングされつつあり、安全性の観点から大問題であるというような内容です。
 私は「医療崩壊」の作者の虎ノ門病院の小松秀樹先生のお話が面白くて聴いていました。

 その内容は簡単に言うと、勿論国や厚労省が今の問題をなんとかしろという話ですが、一方で医療者側も我が身を振り返って問題は無いのかを考えようと言うことでした。それは簡単に言うと
 
ピアレビュー
コンプライアンス

といったことかと思います。ピアレビューというのはドクター同士が相互に治療内容を見せあって、変なことをやっていないか確認しようということです。コンプライアンスというのも法令遵守ということですが、決められたことはきちんとやろうというようなことです。私もこの点はそもそも歯科というものが根本的に抱えている問題であり、自分自身の医院でもなんとかしなければいけないと考えていました。
 
 そんなわけで、僭越ながら当院ではこれらの問題の解決策として、複数の歯医者を医院内に抱えて、互いに症例検討をやったり、実際に治療している所を見せあうということをしています。衛生士も勿論入れて症例検討会は定期的にするようにしています。
 また外部の検査機関を入れて年に一回ですが、滅菌や医療廃棄物など医療法が遵守されているかを見てもらうようにしています。これが ISO 9001というもので、今年で3年目になりました。
 やはり歯医者なんぞというものをかれこれ20年くらいやっていますと慣れるというか馴れるという部分もあって、やはり自分自身を律する為にもこのような行為は必要だと思っています。

 そんなわけで、今回は初回ということもあり、多少硬い話でしたが、院長はこんなことを考えながら医院運営というものを考えていますという紹介でした。
 
 ではでは、今日はこんなところで。みなさまごきげんよろしゅう。

P.S. 今回は超かたい話だったので、次回は柔らかい話にしようかと思います。

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